浅井健一が「東京にやってきて思い出に残っている要所要所」をテーマに選曲
通いつめたバー
4曲目はThe Velvet Undergroundの『Candy Says』。 浅井:今から15年以上前のとき、代官山の槍ヶ崎交差点を恵比寿方面に走って、ガードの手前の信号を手前に入ると左側にピーコックストア(スーパーマーケット)があって、その裏手にあるBar Tramにめちゃくちゃ行っていました。そのときはお店が始まったばかりであまりお客さんがいなかったんだけど、俺たちがすごく飲みに行ったり打ち上げをしたので、「お店が危うくなくなるところだったけど救われた」とこのあいだ感謝されました。酔っぱらうとそこらへんをよく歩いた記憶から選曲しました。
東京が世界で一番住みたい街
最後の選曲は、The Zombiesの『Time of the Seasons』だ。 浅井:なんだかんだ言って東京の嫌な部分もたくさんあるんですけど、自分は東京が世界で一番住みたい街なんじゃないのかなってふと思いました。今は都会から田舎へ行く人もたくさんいますけど、それはそれで面白そうでいいんだけど、たぶん東京のほうが好きかもしれないですね。そんなことを、ふと思いました。ある時期、用賀のあたりに住んでいて、東京の高台から富士山のほうに向かって土地が低くなっていく2階建てのマンションで、その窓から富士山が見えるんだけど、そこの風景に関連した曲でお別れしたいと思います。それでは、さようなら。浅井健一でした。 浅井健一の最新情報は、公式サイトまで。 東京のある街、ある商店街、ある路線。セレクターたちが東京のある場面をイメージした選曲をお届けするコーナー「RADIO ENSEMBLE」の放送は、毎週月曜日から木曜日の17時台から。