参与の尾車親方が協会退職 元大関琴風、70歳待たず
日本相撲協会は11日、元大関琴風の尾車親方(67)=本名中山浩一、三重県出身、押尾川部屋=が同日付で退職したと発表した。2022年4月の定年退職後は再雇用の参与で在籍していたが、任期満了の70歳を待たずに協会を離れることになった。 尾車親方は現役時代に佐渡ケ嶽部屋に所属。膝の大けがを乗り越え、がぶり寄りを得意として優勝2度を果たした。引退後は尾車部屋を創設し、豪風と嘉風の両関脇らを育成。協会理事を5期10年務め、事業部長や巡業部長など要職を担った。