エスワティニ首相が台湾訪問 就任後初 蔡総統や頼副総統と会談へ
(台北中央社)中華民国(台湾)と外交関係を有するアフリカ南部エスワティニ(旧スワジランド)のラッセル・ミソ・ドラミニ首相が18日、台湾を訪問する。外交部(外務省)が同日、明らかにした。訪台は昨年11月の首相就任以降初めて。滞在中には蔡英文(さいえいぶん)総統や頼清徳(らいせいとく)副総統らと会談する。外交部は報道資料で「心からの歓迎」を表明した。 フィリレ夫人やエネルギー相らも同行する。 蔡総統や頼副総統、陳建仁(ちんけんじん)行政院長(首相)とそれぞれ会談する他、石油元売り大手、台湾中油の石油精製工場や建設コンサルの台湾世曦工程顧問などを訪問し、エスワティニへの石油タンク建設支援などの協力プロジェクトについて話し合う。また、外交部と台湾貿易センター(中華民国対外貿易発展協会、TAITRA)が台北市内で開催するエスワティニへの投資説明会への出席や、南部・台南市の成功大学防災研究センターへの訪問なども予定されている。 今年1月31日にはエスワティニのポリレ・シャカントゥ外相も訪台していた。外交部は、外相の訪台から間もなくして首相が台湾を訪れることは両国の固い友好関係の表れだとし、エスワティニ政府との密接な協力を継続し、あらゆる分野で交流を深化させていくと強調した。 (游凱翔/編集:名切千絵)