「打ち崩しようがなかった」京都国際・2年生左腕の好投に相手選手も脱帽!次戦は青森山田と対戦へ「春のリベンジをしたい」【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:京都国際4ー0智辯学園>◇19日◇準々決勝◇甲子園 【一覧】京都国際の戦力分析&選手リスト 京都国際(京都)が智辯学園(奈良)を下して3年ぶりベスト4進出。京都国際がベスト4に進出するのは21年以来、2度目となる。 先発の2年生左腕・西村 一毅投手(2年)は、2回戦の新潟産大附戦に続いての完封勝利で、ベスト4進出の立役者となった。「前回の反省を活かしてストライク先行の投球できた」と130キロ中盤の直球に自慢のチェンジアップを投げ分け、反撃を許さなかった。西村をリードする奥井 颯大捕手(3年)も「チェンジアップが軸となる投手で、うまく投げ分けができた」と話す。対戦した智辯学園の3番・山崎 光留捕手(3年)も、「チェンジアップとストレートの投げ分けが本当に上手くて、打ち崩しようがなかった」と脱帽だった。 西村の好投に小牧 憲継監督も、「一戦一戦成長している。甲子園という舞台に西村自身が育ててもらっているのかなと思います」と話し、「インコースのストレートとチェンジアップの出し入れが良かった。手先が器用な子で、気持ちを込めて丁寧に投げてくれました」と太鼓判を押した。またここまで中崎 琉生投手(3年)と合わせて3戦連続の完封勝ちを収めるなど、両左腕が抜群の投球を見せている。この日も「この展開だったらいけるところまでいこうと考えていました」と、評価していた。 21年の夏の甲子園では、同校初のベスト4進出を果たしたが智辯学園に敗れた。試合前には西村も、「絶対に負けられないという気持でした。いつも通り気持ちを出して投げればいいけると言われました」とリベンジを果たした。次戦は、センバツで敗れている青森山田と対戦。「春に負けてから青森山田さんを倒すという気持ちで、ある意味青森山田さんに育てていただいたチームですので、何とかリベンジしたいです」と話していた。