298日もの時を経て、ガビがバルサの練習に部分合流! 昨年11月に右ひざ前十字じん帯断裂
バルセロナは12日、現地時間同日午前に行われたトレーニングにて、スペイン代表MFガビが一部メニューに合流したことを明かした。 【動画】チームメイトに祝福され、ガビがトレーニングに合流! ガビについては昨年11月19日、スペイン代表の一員としてEURO2024予選・グループA第10節のジョージア戦(○3-1)に先発出場していたものの、20分に相手選手のタックルを受けて右足を負傷。治療を受けて1度はピッチに戻ったものの、その後のプレー中に右ひざを抑えて悶絶し、涙を流しながらMFオイアン・サンセト(アスレティック・ビルバオ)との交代でピッチを後にした。 その後、スペインサッカー連盟(RFEF)およびバルセロナは、検査の結果、右ひざ前十字じん帯の断裂、および外側半月板の損傷と診断されたことを発表。手術を受けてからはリハビリに明け暮れており、2023-24シーズンにおけるバルセロナの公式戦の大半、そしてEURO2024の欠場を余儀なくされていた。 今季に入ってからも、ガビは別メニューでの調整が続いていたが、直近では『アス』や『ムンド・デポルティーボ』など複数のスペインメディアによって、クラブがガビの部分的なグループ練習参加に向けた計画を立てていることが明るみに出ていた。このような状況で迎えた12日午前のトレーニングセッションにて、ガビは遂にトレーニングに部分合流。大ケガから298日もの時間が流れ、『エスタディ・ヨハン・クライフ』のピッチに姿を見せた。 ガビの合流を祝し、トレーニング前には“伝統行事”も行われた。チームメイトが花道を作って、ガビはその中を走って駆け抜ける。チームメイトによって笑顔で歓迎を受けながら、背番号6が公式戦復帰に向けた第一歩を踏み出した。 なお、『ムンド・デポルティーボ』によると、クラブはガビの公式戦復帰に向けて慎重な姿勢を見せているという。現時点でガビの状況は極めて良好ではあるものの、決してリスクを負うつもりはなく、今後のスケジュールを慎重に作っているようだ。公式戦復帰については、早ければ10月、遅くとも11月となる見込みだ。 また、同日付のトレーニングでピッチに戻ってきたのはガビだけではない。スペイン代表FWアンス・ファティも、右足の足底筋膜炎を完治させ、トレーニングに合流したという。昨季はブライトンへレンタル移籍に出ており、今夏より“故郷”に戻ってきた背番号10は、今月15日に控えたラ・リーガ第5節のジローナ戦にも間に合う見込み。ハンジ・フリック監督の決断次第では、同試合がファティの“復帰戦”となるかもしれない。 なお、現時点で戦線を離れているのは、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング、U-21スペイン代表MFフェルミン・ロペス、U-17スペイン代表MFマルク・ベルナルの5名とのこと。フリック監督はバルサ・アトレティック(Bチーム)からU-17スペイン代表MFギジェ・フェルナンデス、同DFアレクシス・オルメドの2名を招集しており、彼らがジローナ戦でメンバー入りする可能性も低くはなさそうだ。
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