新潟放送

今年3月、新潟県新発田市の70代女性の自宅に、女性の息子の会社の上司などをかたり電話を掛けたうえ、現金200万円をだまし取ったとして、36歳の男が逮捕されました。男は新潟市中央区や三条市に住む女性からも現金をだまし取った疑いでも逮捕されていて、被害額は合わせて500万円になります。 詐欺（特殊詐欺）の疑いで逮捕されたのは、住居不定、無職の男（36）です。 警察によりますと、男は何者かと共謀し、今年3月21日、新発田市に住む70代女性の自宅に女性の息子が勤める会社の上司などをかたって電話を掛けました。 そして「落としたカバンの中に会社の書類が入っていた。書類の書き換えに400万円かかる」などと言い、会社の関係者になりすました男が、女性から現金200万円をだまし取った疑いが持たれています。男は被害者から現金を受け取る“受け子”だったとみられます。 また男は同様の手口で、今年3月12日に新潟市中央区の70代女性から現金100万円をだまし取ったほか、3月13日には三条市内に住む80代女性から現金200万円をだまし取った疑いでも逮捕されました。この事件では今年3月に“受け子”の男が逮捕されていて、今回逮捕された男は、受け子の男から現金を回収する役割だったということです。 警察は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていません。警察は、余罪などについて捜査を進める方針です。