“闇バイト”絶対に加担しないで 中学校で非行防止教室 警察官が具体事例紹介し注意呼びかけ 秋田
秋田テレビ
社会問題になっている闇バイトに加担しないよう呼びかける非行防止教室が22日、秋田市の中学校で開かれ、巻き込まれた際の事例が紹介された。 秋田市の城東中学校で開かれた教室には、1、2年生約300人が参加した。 「都会に限ったことではありません。闇バイトの広告に出くわす可能性があるかもしれません」と注意喚起する警察官。 教室では、警察官が全国で社会問題になっている“闇バイト”について、「SNSが入り口になるケースが多い」と説明した。 そして、「高収入、簡単な仕事、ホワイト案件。みんなを安心させるような言葉で誘います」と誘い文句を紹介した。 犯人に個人情報を知られ、「家族がどうなってもいいのか。家に押しかけるぞ」などと言われ、気が付くと抜け出せない状況に陥るという。 闇バイトをきっかけに、犯罪に加担した少年たちの後悔の言葉も紹介された。 警察官: 「パシリ。捕まる役割を押し付けられるだけだった。いわゆる“捨て駒”です」 参加した生徒は「簡単にインターネットを使える世の中だが、自分でしっかり善悪の判断をして利用することが大切だと思った。もし自分が巻き込まれるようなことがあったら、ちゃんと大人に相談したい」と話していた。 秋田県教育庁によると、スマートフォンなどを持つ中学生は9割を超えていて、県警では、闇バイトなどのトラブルに巻き込まれたらすぐに警察や周りの大人に相談するよう呼びかけている。
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