【Krush】里見柚己がK-1で与座優貴と対戦したアーロン・クラークを迎え撃つ「会場が爆発するような試合をお見せしたい」
2024年11月16日(土)東京・後楽園ホール『Krush.167』の対戦カード発表記者会見が、9月25日(水)都内にて行われた。 【写真】国際戦に臨む3選手 今大会では国際戦3試合が組まれた。ライト級で里見柚己(team NOVA) vs.アーロン・クラーク(アイルランド/SOMA FIGHT CLUB) 、女子アトム級で松谷綺(ALONZA ABLAZE)vs.ガブリエル・デ・ラモス(オーストラリア/Muay U)、女子フライ級で池内紀子(POWER OF DREAM)vs.チェ・ウンジ(韓国/大邱FEARLESS GYM) が決定。※いずれも3分3R延長1R サウスポーの里見は2019年8月にベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。2023年6月、1月に無効試合となった大沢文也との再戦で勝利し、第8代Krushライト級王者となったが、9月のK-1で伊藤健人にKO負け。2024年2月のタイトルを懸けた再戦でもKO負けを喫し、王座を奪われた。8月の再起戦では永澤サムエル聖光を初回KOに破っている。戦績は20勝(9KO)12敗1分1無効試合。 クラークはISKAライト級(-61kg)アイルランド王者、Cage Legacy -59kg アイルランド王者で戦績は25勝(14KO)5敗の25歳。世界各国で試合をし、59kg~67kgと幅広く階級を問わずに試合をしている異色のファイター。2023年6月のK-1に初来日し、与座優貴と対戦して判定で敗れている。その後、1年4カ月の間に11試合も行った。 宮田充Krushプロデューサーは「凄い倒しっぷり、勝ちっぷりを見せている。正直、里木選手はちょっと危ないカードかもしれない」と評した。 会見に出席した里見は「8月にベルトを失っての初戦で復活する形でKO出来て、次は外国人とやりたいと言ったら組んでくれて感謝しています。相手は与座選手との試合を見ましたが、身体が強いと思いました。K-1王者でも判定まで行ってダウンも取れなかった選手なので強いのは間違いないですが、自分がしっかりKOするようなことがあれば今年の屈辱を返せるような感じで終われると思う。会場が爆発するような試合をお見せしたいと思います」との意気込み。 与座との試合を見た印象は「身体が大きかったイメージがある。K-1王者の強い攻撃を喰らっても倒れはしなかったので身体が強いんだろうなというのと、外国人特有の独特なスタイル。でも同じ人間なのでしっかり顔に当たれば倒れると思います、自分の得意なパンチが当たった後にどうなるか、自分でもワクワクします」とする。 国際戦は2017年7月にワン・ジュングァン(中国)と対戦して以来2度目。「その時は判定で負けたので、成長したと思うので必ず勝ちたい」と国際戦初勝利を誓う。 試合順に関しては「松谷選手の試合もあるので試合順は分かりませんが、どんな試合順でも自分が見せるものは変わらない。自分は勝ち方・負け方も華があると思っているので。応援してくれている人たちを負ける時は悲しませるし、勝つ時はみんなに喜んでもらえる試合が出来ると思うので、楽しみにしていて欲しい」と、どの位置になっても華のある試合を見せるとする。 この一戦をクリアしたら「どんどん強い選手と試合をしていきたいのがあって。里見柚己という格闘家をもっと知ってもらいたい。たくさんの人に見てもらいたいので、勝てないだろうと思われる選手を用意してもらって挑んでいくストーリーを見て行ってもらいたいです」と、どんどん強豪を当てて欲しいと希望。 さらに「前回はアジアの選手だったので、自分の中で外国人と言ったらこういう欧米の選手が強いと思っていて。本当に強い選手なので、そういう選手に勝って行っていずれは自分が日本を代表して世界の相手の舞台に乗り込んで勝って行くというストーリーもいいかなと思っています」と、自分が敵地に乗り込む試合もやっていきたいと話した。 また、前回の試合後に「勝っても負けてもこういう試合がKrushだと思っている」とマイクアピールしたことについて、どのようなKrush哲学があるのかと聞かれると「幼い頃から見ていたKrushはああいう選手で、自分が華やかだと思う選手は勝ち方も負け方も華がある選手だと心の中で思っています。負けるのはよくないですけれど、勝ちに徹して勝つよりもリスクを背負って倒される覚悟を持ってKOしに行った方が自分はカッコいいと思っていて。それを見せるのがKrushのリングだと思っています。勝ちに徹するような試合よりも、人の心を動かすような勝ち方を目指して日々作りあげています」と語った。 そして「前回しっかりKOして復活することが出来たので、次の相手は本当に強い選手なんですが、自分が持っているものを全て出せばかなう相手だと思っています。残り2カ月弱しっかり作り上げて、自分がいっぱいお客さんを呼んでまたパンパンの後楽園ホールでアツい試合をしたいと思っています」と話した。
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