【東京コミコン2024】「ハンニバル」コンビのマッツ・ミケルセン&ヒュー・ダンシー、友情の熱いハグ披露
俳優のマッツ・ミケルセンとヒュー・ダンシーが12月8日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミックコンベンション2024」のセレブ・ステージイベントに登壇し、熱いハグを見せた。 【フォトギャラリー】マッツ・ミケルセンとヒュー・ダンシ―、その他の写真(全30枚) ドラマシリーズ「ハンニバル」で、ハンニバル・レクター博士を演じたミケルセンと、犯罪プロファイラーのウィル・グレアムを演じたダンシーが揃って登場。ダンシーにとっては初めての来日。昨日は「神戸牛」を食べたというダンシーは「和食は何でも大好きなのですが、とにかく神戸牛は美味しくて、トップになりました」と発言。ミケルセンも「僕も和食はどんなものでも美味しいと思うのですが、昨日食べた神戸牛は最高でした。あとは、お寿司はとにかく好物で、毎日食べても大丈夫」と笑顔を見せていた。 「ハンニバル」は今年でシーズン2から10年という区切りとなった。ダンシーは「シーズン2の最後の長尺のシーンを観返しました。とても難しい撮影だったのですが、同時にとても美しいシーンでした」と振り返ると「血のりがすごかったことを覚えています。でもああいう形でシーズンが終われて良かった」と述懐する。 ミケルセンも「僕も最後、ああいう結末が提供できて良かったと思います」と納得した表情を見せると「最後、レクター博士がキッチンを片付けたあと、ドアを開けて雨にうたれて顔をきれいにするシーンがあったと思います。実はあのとき外の気温はマイナス30度だったんです。そのなかで50テイクもやったんです」と驚きのエピソードを明かしていた。 「ハンニバル」の撮影以前から知り合いだったというふたり。それでも作品で対峙したとき、ダンシーは「僕が血だらけになっていたとき、マッツさんが自分のシーンではないのに、素敵なセーターで現場にやってきました。その姿を見てレクター教授だとすぐに思えた」と自身のシーンではないタイミングであった人も関わらず、すでに役に入っていたミケルセンのアプローチ方法を称賛する。 ミケルセンも「イギリス人のヒューがどういう英語を喋るか興味があった。聞いたとき『アメリカ人だっけ?』と思えるほどだった。脚本を読むと、確かに(ダンシー)が演じたグレアムは)アメリカ人。さすが役者だと思いました」と同じ英語でもしっかりと使い分ける姿に敬意を表していた。 そんな二人は考え方も共通点が多いよう。凄惨なシーンが続く作品だったが、互いに「日常とはかけ離れたシーンは、楽しめる」と語ると「リアルではないシーンの表現は非常に美しい」と、作品の持つ耽美的なアプローチ方法を称賛していた。 ミケルセンとダンシーは「ぜひまた戻ってきたい」と笑顔を見せると、ミケルセンが出演する「ライオン・キング ムファサ」、「愛を耕す人」、ダンシーが出演しているドラマ「ロー&オーダー」をアピール。そして見つめ合って、熱いハグを交わすと、会場は大歓声に包まれた。