【ミャンマー】実勢4400チャット台、ガソリン3週連続値下げ
ミャンマーの自国通貨チャットの実勢レートは先週末、1米ドル(約154円)=4,400チャット台前半となった。今月は横ばい基調が続く。最大都市ヤンゴンにおける燃油の販売価格は22日に軒並み2%弱引き下げられ、ガソリンは3週連続の値下げとなった。 実勢レートは今月、4,400~4,500チャットで推移しておりほとんど値動きがない。8月に急落して同月中旬に7,000チャット近くをつけた後に反発していた。一方、中央銀行が実質的に管理する国内企業間のオンライン取引レートは緩やかにチャット安が進み、先週末には3,583チャットとなった。 ミャンマー燃料輸入・備蓄・販売監督委員会によると、ヤンゴンにおける22日の価格は◇レギュラーガソリン「RON92」(オクタン価92)=前日比1.8%安の1リットル2,955チャット◇ハイオク「RON95」(オクタン価95)=1.6%安の3,150チャット◇軽油=1.7%安の2,620チャット◇プレミアム軽油=1.7%安の3,255チャット――。レギュラーの卸売参考価格は1.9%安の2,799チャットとなった。 レギュラーの販売価格が3,000チャットを下回ったのは10月10日以来。9月には3,200チャットを超え、過去最高値を更新していた。