<ミセス大森元貴>映画初出演で初主演 「どうして僕?」と驚き 菊池風磨とW主演
◇豊島圭介監督のコメント
謎とどんでん返しが緻密に組み上げられた結城真一郎先生の原作に、映画ならではのスペシャルな仕掛けを施して完成させたこの作品。本当の「真相」にたどり着くまでに、いくつもの「違和感」を仕掛けました。最後まで、誰を、何を信じたらいいのか、ドキドキするような“考察的映画体験”ができる、誰も見たことのない映画になったと自負しています!
今回、はじめて映画出演をする大森元貴君には舌を巻きました。演技について熱く議論ができるし、さまざまなアイデアをいくつも提案してくれる。しかも芝居はナチュラルさと狂気が共存している。「あんたはベテラン個性派俳優か!」となんどか突っ込みかけました。そして、これまでいくつもの作品を共にしてきた、戦友ともいえる菊池風磨君。今回は、今までにないやさぐれた役柄で、いままでにない極限状態での演技を要求したのですが、「風磨、あんな顔するんだ!」と僕すら驚くほどの新境地を見せてくれました。こんな二人のジリジリ、ヒリヒリする芝居が最後に到達するとんでもない境地。どんな「真相」が待っているのか、ぜひご期待ください!
◇原作者・結城真一郎さんのコメント
映画のエンドロールに「原作者」として載るのが昔から夢でした。その夢がこんなにも早く、こんなにも豪華なW主演で実現することを心からうれしく思います。小説の惹句(じゃっく)で「映像化不可能」と謳(うた)われることがよくありますが、この『#真相をお話しします』に関してはずっと「映画化不可解」な作品であると思っていました。
個々につながりのない独立した物語で構成された短編集が、いかにして一本の映画として成立するのか。また、大森さんと菊池さんのお二人は、どんな人物を演じるのか。真相はぜひ劇場で、その目でお確かめください。
◇平野隆プロデューサーのコメント
映画のために書いていただいた「青と夏」「点描の唄」「Soranji」でご一緒し、7年にわたり大森君と接して、彼はチャーミングなトリックスターだと感じるようになりました。脚本作りでこの映画の主人公鈴木が魅惑的なキャラクターになるにつれ、たびたび大森君の顔が浮かび、同時に映画への大きな化学反応に胸が踊りました。
もう1人の主人公桐山はとても人間味のある、ある意味情けない男です。この役を、常に新しいことにチャレンジするトップアイドル菊池君が演じてくれたら、映画がとても愛おしいものになると感じました。この二人の“ナイーブな爆発”をご期待ください!