ログハウスの材料費を抑えるため「D型ログ」とツーバイ材を併用! 室内も広々使えるメリットもあります【おとなの山遊びVol.26】
用地確保の伐採もプロの手に任せて大正解
工程としては最初に別の場所である程度まで仮組みし、並行して建てる場所の基礎工事という順で進んでいく。仮組みしている最中に何度か見学したのだが、不思議なのは壁ができるにつれ大きく感じること。一番始めにログの長さをチェックするためか、床のサイズに合わせて廃材を地面に並べていた。その段階では正直いって「意外に狭い?」と思っていたのだが、窓の下に当たる高さまでD型にカットしたログを組んだとき、さらに柱や梁が入るにつれて狭いというイメージは減っていった。 そして基礎の工事。建てる予定の場所には太い杉の木が15本ほど乱立しており、自分たちで伐採したらキリがないと林業の専門業者に依頼した。開拓を始めたころは小屋も倉庫もなく適当に倒せばよかったのだが、いまの状態では倒す方向もより慎重に定めなければならない。自分たちで倒すなら朝から夕方までやって2~3本が限界、しかしプロはわずか2日で15本と圧倒的なスピードだ。時は金なりということわざは真理だと改めて実感させられた。 次回からはいよいよ現地での組み立て。50歳を迎えた記念に作りたかった夢のログハウスが、徐々に現実のモノとなっていく様子は感動のひとことだ。完成するまでの日々も思いっ切り楽しみたい!
佐藤 圭