紅葉スポットに“元銭湯”の昭和レトロなカフェも…香川・多度津町で秋を堪能!【いまココ!ナビ】
KSB瀬戸内海放送
岡山・香川の話題のものやスポットを紹介する「いまココ!ナビ」です。急に寒くなって美しい紅葉が楽しめる時季になりましたね。香川県多度津町の紅葉スポットとあたたかさを感じる昭和レトロなカフェを紹介します。 【写真】銭湯がカフェとして生まれ変わった「藝術喫茶 清水温泉」
■紅葉をのんびり楽しむ (篠原茉那リポート) 「歩いて上を見上げると赤や黄色のグラデーションが楽しめます。そして日が差すと色がより一層鮮やかに見えます」 桜の名所として知られている多度津町の桃陵公園は今、赤色や黄色に染まったモミジの美しいグラデーションが広がります。 (訪れた人は―) 「気持ちがいいです。空気もひんやりして」 「私たちにちょうどいいんですよね。歩く距離とかあんまり無理もしないし、ぐるっとまわれるし」 中には愛犬を連れて紅葉を楽しむ人も。 (訪れた人は―) 「秋と夏に(桃陵公園に)くる。下で犬の写真を撮ったりして」 2024年は例年に比べると猛暑の影響で色付きが遅くなっているそうですが……。 (たどつまち歩きの会/田尾勝さん) 「周遊コースに、イチョウとかアメリカフウが散在しています。しかも、まとまって紅葉のスポットがいくつかある。高い位置にありますから瀬戸内海を見ながら紅葉を楽しむスポットも。色んな楽しみ方ができると思う」 多度津の魅力をもっと知ってもらいたいと、11月23日には公園内を歩くなどのイベントが開かれます。 残念ながら、予約は終了していますが、参加者はモミジなどで栞をつくるなど紅葉を楽しんだり、牡蠣飯弁当を食べて食欲の秋を堪能できたりします。 (たどつまち歩きの会/中津栄一 会長) 「ゆっくりのんびり味わいながら、趣感じながら歩いていただけたら」 公園内を歩いて、五感で秋を感じてみてはいかがでしょうか。 ■昭和レトロな銭湯カフェ 寒空で冷えてしまった体には……こちら! 貴重品入れに、番台? 香川県多度津町にあるこちらのお店は……銭湯! ではなく、カフェなんです。 大正末期に創業した銭湯「清水温泉」が平成の初めに廃業しカフェとして生まれ変わりました。 (藝術喫茶 清水温泉 3代目店長/荒木麻梨さん) 「ここを作った日高社長という方が大阪から、たまたま多度津町に観光としてやってきてこの街の通りを見た時に、これは何かに生かせるぞと思って、活用できないかなということで一人で奮闘してこの多度津町を盛り上げようというのが始まり」 社長の地域を活性化させたいという思いが、銭湯のリノベーションにつながり、2018年にはカフェ「藝術喫茶 清水温泉」となりました。 (銭湯を昔から利用していた人) 「銭湯をやめてさみしくなっていたからにぎやかになっていい。懐かしい」 (訪れた人は―) 「古い感じ好きなのでイラストとかもかわいいのでいいな」 当時の湯船をそのまま使った「湯船席」もあります。 (篠原茉那リポート) 「湯船に浸かっているみたいでとても温まりますね」 人気メニューは「風呂桶セット 白方ドーナツ」。地元の老舗豆腐店自慢の白方ドーナツに、コーヒー牛乳などが風呂桶に入っています。 そして、11月から新たなメニューが加わったんです! 篠原アナ「サクフワ! 食べ応えありますね」 荒木さん「ぜいたくな気持ちに朝からなっていただけるように」 篠原アナ「ぜいたくな朝ごはんですね」 荒木さん「こだわっています」 約5cmの厚切りトーストに、高瀬べに茶やコーヒーなどから選べる飲み物、いちごやマーマレードなど2種類のジャム、デザート、そしてゆで卵やスープがついたモーニングです。 (藝術喫茶 清水温泉 3代目店長/荒木麻梨さん) 「朝も地域の方々に気軽に立ち寄っていただけたらいいなっていう思いで始めました」 カフェが地域の交流の場として活用されることも期待しているそうです。 ちなみに番台で写真を撮ることもできますよ。 モーニングを銭湯気分で楽しんでお腹も気持ちも温めてみてはいかがですか?
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