今更聞けない!? 日本にある4大バイクメーカーの特徴とは?
ヤマハのスタイリングへのこだわりが強く、1955年に初めて発売したモデル「YA-1」から、デザインを外注している車両も多いのだそう。つまり、両社二人三脚となることであの造形美は生まれているというわけです。 もちろんデザイン一辺倒ではありません。先に触れたように、ハンドリングのよさや、低速でも高速でも変わらない操作性の高さも最大の魅力のひとつで、「ハンドリングのヤマハ」という常套句もあるほど。ちなみに代表的なモデルには、サーキット走行に強い「YZF-R1」や、40年以上のロングセラーとなった「SR400」などが挙げられます。 そして、「カタナ」を筆頭に、斬新で奇抜なデザインのバイクを次々と生み出しているスズキのバイクの特徴としては、「個性的なデザイン」が挙げられることが多いです。よく言えば「個性的」、悪く言えば「好みが分かれる」、スズキ独特のデザインセンスに惚れ込む根強いファンは多いです。
また、他メーカーと比べるとコスパがよい点も魅力。バイクの購入を考え色々なメーカーを見ていると、スズキのバイクが比較的低価格なことに気付く人も多いのではないでしょうか。 さらに「GSX-Rシリーズ」などの高性能の大型車を多数生み出しているほか、「レッツ」や「アドレス」に代表されるように、原付などの小型車も多いことも特徴です。 最後はカワサキです。カワサキのバイクと言うと大型バイクをイメージする人が多いかもしれません。2024年6月現在もスクーターや原付のラインナップは国内にはなく、大排気量の大型バイクを多く販売しています。
カワサキを代表するバイクと言えば、「Ninja ZX-10RR」や「Z900RS」などが挙げられます。なかでも「Ninja」シリーズや「Z」シリーズはブランドのアイコニックな存在となっており、現在もそのスピリットは受け継がれています。 またカワサキのバイクは、いわゆる「玄人受けするデザインであり、ベテランライダーや年配の人が好むバイク」と言われてきました。しかし、近年ではこのイメージにも多少の変化が見られ、若者からの人気も高いようです。 実際、2023年7月に発売された「Ninja ZX-4RR」は、近年増加傾向にある普通自動二輪免許を取得した若い世代をメインターゲットに作られたものであり、発売前から注目を浴び大きな話題となりました。 ※ ※ ※ 日本の4大バイクメーカーであるホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキは、世界的に見ても性能、品質ともに優れたトップメーカーです。「販売台数が1位だからこのメーカーがおすすめ!」と言い切れるものでもなく、それぞれが他にはない特徴や強みを持っています。慎重に見極めて、長い付き合いとなる愛車に出会いたいものです。
Peacock Blue K.K.