どう実現? 若者に聞く「ネット投票」賛否…自治体で“模擬投票”も 主要9党の候補者アンケートでは…
日テレNEWS NNN
18 日夜の「news zero」は、これまでたびたび議論になってきた、インターネット投票についてお伝えします。そのネット投票の実現を目指し、この日、“模擬投票”を行っていた自治体を取材しました。 【動画】櫻井翔キャスターが直撃!7党首討論「私たちの未来をどうプラスに変える?」 ◇ 若い世代に聞きました。 ──選挙に行きますか?
選挙に行く(20代) 「(選挙に行ったこと)何度もあります。国民の声の一つとして(選挙に)行った方がいいのかなと」 選挙に行かない(21) 「(選挙に)行ったことない。いまいち選挙のことが、わかっていない」 選挙に行かない(19) 「(選挙に)1回も行ったことない。行くのがめんどくさいと思ったりして…」 若い世代の投票率アップが求められている日本。導入の声が上がっているのが、インターネットを使った投票です。 ──「ネット投票」についてどう思いますか? 賛成派(20代) 「率直に賛成派です。時代と共にアップデートされていくのもいいのでは」 賛成派(21) 「めんどくさくて、(投票所に)足を運ぶのが。ネットでできると若者とか投票しやすい」
反対派(22) 「便利なものだと思うけど、信憑(しんぴょう)性とかセキュリティーの問題もあるので、そこが大丈夫なのかなと」 ◇ こうしたなか、公的な選挙でネット投票の導入を目指し、すでに動き始めているのが茨城県つくば市です。システムを構築し、18日に行っていたのはネットでの模擬投票です。 科学技術戦略課 つくば市の職員 「(つくば市の)景色、きれいな風景を投稿してもらって、インターネット投票で1位を決める取り組みをしている」
スマホアプリを使って、投票ができるといいます。 つくば市の職員 「このなかにマイナンバーのデータを読める機能が入っているので、なりすましとか二重投票を、はじく仕組みをつくっています」 来月1日からは、市長の退職金の金額を決める投票をネットで行うといいます。 つくば市の職員 「投票に行きたくても行けない人がいる。スマホを使って、ネット投票できる仕組みがいいと」 今後、さらに検証を進めていきたいとしていますが、専門家によると、ネット投票の導入には、まだハードルがあるといいます。 選挙制度に詳しい 東北大学・河村和徳准教授 「安全安心が担保できるのかが課題になっている。脅迫されて投票していないか、確認する手段がない。『誰に投票する?』と見せ合いながら投票するのは選挙の基本とずれる。(ネット投票は)不正が入り込む可能性が高い」 海外に住む人や投票所に行くのが難しい人について、先行して検討することも一つの方法としました。 ◇ ネット投票導入について、今回の衆院選の候補者たちは、どう考えているのでしょうか。