体の中からスキンケア!美容通の間で注目の成分、グルタチオンって何?【医師解説】
肌荒れやダイエット時の栄養補給にはグルタチオンサプリがおすすめ! 抗酸化物質として日々体内で発生している活性酸素から肌や体を守り、肝臓のサポートもしてくれるので、お酒を飲んだ日にもGOOD。 この記事では、グルタチオンサプリの基本情報をはじめ、摂取量や飲むタイミングなどについて、「まいこホリスティックスキンクリニック」山﨑まいこ先生にASK。ストレスや食生活の乱れ、紫外線が気になる人は必見!
お話を伺ったのは…… 山﨑 まいこ先生 「まいこ ホリスティック スキン クリニック」院長。勤務医として形成外科医、皮膚科医、美容皮膚科医として務め、2017年東京・代官山にクリニックを開業。ホリスティックな視点から、外側の治療だけでなく、身体の内側、腸内の健康、心のあり方までサポートし、真の健康と美しさを追求している。さまざまなアイテムが揃うECサイト「まいこホリスティックオンライン」の監修も務める。
グルタチオンってなに?
グルタチオンは、3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)によって作られる物質。基本的には体内で生成される物質だが、加齢やストレス、偏った食生活などによって生産量が減少することも。サプリメントで摂取することで美容や健康にアプローチすることが期待される。 「年齢による代謝の低下で生成量が減少したり、紫外線やストレス、薬の服用、アルコール摂取など身体への負荷によって必要量が増し、相対的に足りなくなっているパターンも考えられます」(山﨑まいこ先生) グルタチオンは、もともと肝臓や湿疹などの治療目的で医療現場で使われてきた医薬品成分。その抗酸化作用が知られるようになるにつれ、美容成分として注目されるように。
グルタチオンは「医薬品」成分。市販品には「酵素エキス」として配合
医薬品として扱われるグルタチオンと、市販のサプリメントに含まれるグルタチオンは、それぞれ製造方法や含有量が異なる別のもの。サプリメントには、グルタチオン単一成分ではなく、グルタチオンを含有する酵母が使用されており、“グルタチオン”ではなく“グルタチオン酵母”などと表記されるのが一般的。 ※医薬品のグルタチオンは、治療目的以外で使用することはできない