パリ五輪の開会式「ミューズたちのドレス」圧巻の華やかさ
見ているときは気づきませんでしたが、美しい上に、とても長くボリュームのある衣装です。ヘッドドレスは、スティーブン・ジョーンズ。一つ一つ、黒とピンクのフェザーが手縫いで仕上げられているんですね……。ちなみにフェザーはパリで収集されたものだそう。
グランパレの屋上での国歌「ラ マルセイエーズ」斉唱も素敵でした。アクセル・サン=シレルさんのドレープがため息が出るほど美しいドレスも、ディオール。「トリコロール、なの……?」と不思議に思いながら見ておりましたが、旗とドレスが連なり、総じて8メートルを超えるドレス、なんだそうです。まるで自由の女神のようですね……そういえば、ニューヨークの自由の女神は、フランスの人々から贈られたものでした。 ©AFP
©Getty Images そしてなんといっても、セリーヌ・ディオンの「愛の讃歌」には涙してしまいました! この心が震えるほど美しいドレスも、ディオール。
© Sophie Carre 長く闘病していたと伝えられていたセリーヌ・ディオンの素晴らしいカムバック。そのドレスは、マリア・グラツィア・キウリが特別にデザインしたディオールのオートクチュールであり、何千何万ものビーズと、500メートルを超えるフリンジ、ディオールメゾンの誇る刺繍技術により飾られているのだそう。
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© Sophie Carre フランスの誇るサヴォアフェールが見事にオリンピックという祭典で花開いているのを見ると、さすが文化大国! と羨ましさすら感じます。 ちなみにセリーヌ・ディオンの横でピアノを弾いていた作曲家で指揮者のスコット・プライスが着ていた黒いタキシードは、キム・ジョーンズがデザインしたディオール オムだそうです。
●ウェブエクラ編集長 シオヤ 50代女性のための雑誌&ウェブメディア「エクラ」のウェブ担当編集長。155cmのアラフィー。ビューティ・小柄担当多め。鈍感肌。盛ってます。