ZIPAIR、成田-バンクーバー7月増便 週5往復に
ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は、成田-バンクーバー線を7月から増便する。3月13日に週3往復で開設し、7月23日から週5往復に増便する。 【写真】ZIPAIRのフルフラットシート 開設時の運航日は往復とも月曜、水曜、土曜で、7月から火曜と金曜を増便。7月23日からの運航スケジュールは、バンクーバー行きZG22便が成田を午後3時40分に出発し、同日午前8時45分に着く。成田行きZG21便は午前10時45分にバンクーバーを出発して、翌日午後0時25分に到着する。10月1日から夏ダイヤ最終日10月26日までは、バンクーバー着が午前8時25分、バンクーバー発が午前10時25分になる。 機材はボーイング787-8型機で、座席数は2クラス290席(ZIP Full-Flat 18席、Standard 272席)。成田発の片道運賃はフルフラットシートを採用した「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が10万1325円から、エコノミークラス「Standard」は2万8950円から、6歳以下の「U6 Standard」は定額1万円で、燃油サーチャージの設定はないが、空港の旅客施設使用料(PSFC)などが別途必要になる。 ZIPAIRは日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する中長距離国際線LCCで、バンクーバーは6カ国目、9地点目の就航地。アジア-北米間の乗り継ぎ需要を想定し、VFR(親族友人訪問)や観光、留学、ワーキングホリデーなどのニーズを取り込む。日本のLCCがカナダに就航するのは初めてで、同社の北米路線は4路線となる。
Tadayuki YOSHIKAWA