無農薬野菜、レア蜂蜜、手作りせっけん…こだわり商品ずらり 京都・亀岡の田園で「マーケット」
京都府亀岡市の川東地域ゆかりの農家やものづくり作家が出店する「秋のカワヒガシマーケット」が、亀岡市旭町で開かれた。田園に囲まれたビニールハウスなどの会場で、無農薬野菜や無添加食品、手作りアクセサリーなど、来場者はこだわりの商品について説明を聞いて品定めしていた。 川東地域の有機栽培農家や木工作家ら9人でつくる「(KYU(カワヒガシ若手組合)」が2021年3月に始め、春と秋に開催している。今回は17日に農産品直売所「なごみの里あさひ」など3カ所で21店参加した。 森田農園のビニールハウスでは、希少なニホンミツバチの蜂蜜や手作りせっけん、糸巻きから手がけるアクセサリー制作といったブースが並んだ。訪れた家族連れらは、一点ものの小物を選んだり、加工食品の素材について尋ねたりした。 初出店のフランス料理店「シナジェ」(京都市中京区)は、同農園が生産するアサヒメロン(マクワウリ)「マクメロ」を使ったパンなどを販売した。オーナーシェフ北岸寿規さん(45)は「亀岡の野菜や蜂蜜を店で使っているので、地域の盛り上げに役立てるなら、また出店したい」と話した。