【日本市況】円が143円台半ばに下落、中国景気懸念後退でリスクオン
新発国債利回り(午後3時時点)
株式
東京株式相場は小幅安。日銀の早期追加利上げ観測の後退で金利低下が見込まれる中、銀行や保険といった金融株の下げが目立った。
TOPIXの下落に最も寄与したのは三菱UFJフィナンシャル・グループ。指数を構成する2129銘柄中、値上がりは1053、値下がりは960だった。保険と銀行が業種別指数の下落率1、2位を占め、建設や情報・通信といった内需関連の一角も安い。
半面、景気刺激策による中国事業の回復期待からダイキン工業などの中国関連株が上昇。米エヌビディア株高を受けてアドバンテストなど半導体関連株も高い。
岡三証券の内山大輔シニアストラテジストは、米国経済の見通しは依然として不透明だと指摘した上で、自民党総裁選を控え、週末にかけて様子見ムードが優勢になるとみている。
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Daisuke Sakai, Masahiro Hidaka, Momoka Yokoyama