【MLB】オリオールズとレッドソックスが右腕フラハティに興味を示す 今季キャリアハイの13勝 米報道
地元球団ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献してFAとなった右腕ジャック・フラハティに対し、ア・リーグ東地区の2球団が興味を示しているようだ。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、オリオールズはコービン・バーンズとの再契約に失敗した場合の「プランB」としてフラハティ獲得を検討中。また、昨オフもフラハティ獲得に興味を示していたレッドソックスは、ギャレット・クローシェをトレードで獲得したあとも先発補強を継続し、フラハティにも興味を示しているようだ。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在29歳のフラハティは昨オフにオリオールズからFAとなり、1年契約でタイガースに加入。18先発で7勝5敗、防御率2.95という好成績を残し、夏場のトレードで地元球団ドジャースへ移籍した。移籍後はローテーションの柱として10先発で6勝2敗、防御率3.58を記録。2球団合計で28試合に先発して162イニングを投げ、13勝7敗、防御率3.17、194奪三振をマークした。13勝はメジャー8年目で自己最多。5年ぶり2度目となる規定投球回もクリアし、ポストシーズンでは5試合に先発して1勝を挙げた。 優勝パレードのあと、ドジャース残留を熱望するコメントを出していたフラハティだが、ドジャースはすでにブレイク・スネルを獲得し、フラハティを引き留める可能性はかなり低くなっている。シーズン途中に移籍したことでクオリファイング・オファーの対象にはなっていないため、他球団としては獲得のハードルが低い投手であり、オリオールズとレッドソックスのほかにも興味を持っている球団は多いとみられる。バーンズ争奪戦が決着したあと、フラハティをめぐる市場は本格化していくはずだ。 オリオールズは菅野智之を獲得したが、バーンズがFAとなり、エース格の先発投手が不在の状況。フラハティのほか、ディラン・シース(パドレス)やルイス・カスティーヨ(マリナーズ)に興味を示しているとみられる。一方、レッドソックスはクローシェの加入で先発5枚が揃ったが、さらなるアップグレードを模索中。こちらもフラハティのほか、カスティーヨ獲得に興味を示していることが報じられている。