母親の遺体を自宅に1年近く放置した疑い 兵庫・西宮の会社社長の男逮捕
母親とみられる遺体を1年近く自宅に放置したとして、兵庫県警西宮署は9日、死体遺棄の疑いで、西宮市神楽町のゴム製品製造会社社長の男(57)を逮捕した。調べに「目を閉じていたので亡くなっているのは分かっていた」と容疑を認めているという。 【写真】なぜ?持ち込めない荷物に「死体」 駅に掲示、電車の謎規定に迫る 逮捕容疑は、2023年12月25日ごろから今年11月8日ごろまで、自宅で高齢女性が亡くなっているのを見つけたが放置した疑い。 同署によると、男は1人暮らし。女性は事務所兼自宅の3階和室で布団の上で毛布をかけられた状態で横たわっていたという。目立った外傷はなかった。 女性は市内の市営住宅で1人で暮らしていた。今年9月18日、長期に安否確認ができないとして住宅の管理センターが室内に入ったが姿がなく同署に通報。親族を捜す中で、11月8日に息子である男に接触したところ説明に曖昧な点が多く、自宅で遺体を見つけたという。 調べに「昨年12月25日に息をしていないのが分かった。その2~3日前に体調が悪いと訪ねてきた」と話しているという。