報徳学園、ピンチの合言葉は「タイタンズ」 その理由とは センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第6日の24日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、報徳学園(兵庫)が7―2で健大高崎(群馬)に勝ち、初戦を突破した。報徳学園の大角健二監督は「選手たちは、大会前に(高校のアメリカンフットボール部が人種の壁を越えて結束していく様子を描いた)映画『タイタンズを忘れない』を見て、ピンチの合言葉を『タイタンズ』と決めた。ピンチでそれを使って、落ち着けたことが僕の中では大きい」などと話した。大角監督の主なコメントは次の通り。 【健大高崎vs報徳学園を写真で振り返る】 ◇大会前に全員で映画を見た 相手エースの小玉君に対して、粘りの打撃ができて球数を使わせたのは、選手をほめてあげたい。(11安打は)しぶとさが彼らの持ち味の一つ。きれいなヒットばかりではないのですが、彼ららしいセンター返しができた。 (先発・盛田の投球内容は)全然ですね。数字的には8回6安打ですが、試合の流れ的にはもっと自分のペースで放らないといけない。制球が定まらない中で、しっかり腕を振るのか、制球を定めていくのかが中途半端だった。 (石野の八回の2ランは)ちょっとゲームが落ち着いたところで、あそこのホームランは大きかったですね。 (選手に求めている自主性が生きた部分は)盛田がピンチを背負って2回目のタイムをとったところですかね。選手たちにピンチやミスの時にどうするかを考えろと言ったら、合言葉を作った。それで気持ちをリセットして、よっしゃ、いけるぞという切り替えができるようになっている。僕の中では非常に大きかったです。大会前に全員で、メンバー外も含めて映画「タイタンズを忘れない」を見た。それを見て、みんなが「タイタンズ」という合言葉にしようということでまとまったらしい。僕も昨日聞きました。