三菱商の4─9月期、ローソン再評価益などで3割増益 通期は据え置き
Nobuhiro Kubo [東京 1日 ロイター] - 三菱商事が1日発表した2024年4─9月期の連結業績(国際会計基準)は、純利益が前年同期比32.6%増の6180億円だった。子会社だったコンビニエンスストア大手ローソンを持分法適用にしたことに伴う再評価益のほか、原料炭事業で炭鉱の売却益が発生、円安もプラスに働いた。 25年3月期の純利益見通しは、市況や事業環境が不透明だとして前期比1.5%減の9500億円のまま据え置いた。IBESがまとめたアナリスト11人の予測平均9697億円を下回った。 このうちエネルギー部門の見通しは、液化天然ガス(LNG)販売事業の市況上昇などを理由に1510億円から1750億円に上方修正した。金属資源部門はオーストラリアの原料炭事業の市況下落で2860億円から2150億円に下方修正した。 *会社発表の決算要旨は以下でご覧いただけます。 https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241031507823.pdf