「不安しかない」県産ノリ 沖合では“色落ち”も 漁場の今…【佐賀県】
サガテレビ
今シーズンの県産ノリについて。雨が少ないことから色落ち被害が広がっています。漁場を取材しました。 【佐賀市のノリ漁業者 竹下幸佑さん】 「まあちょっと正直言うと、不安しかないですね」 こちらは佐賀市沖の26日の様子です。 竹下幸佑さんの河口付近の漁場は栄養塩が川から流れてくるため黒いノリが育っているといいますが、より沖合では… 【佐賀市のノリ漁業者 竹下幸佑さん】 「一回目入札終わったくらいから、こっちの地区では色落ちが始まったんですよ。」 先ほどの網と比べてみると色落ちが一目瞭然。 【佐賀市のノリ漁業者 竹下幸佑さん】 「ここ近年はこっちの地区でも沖合の方は深刻化してますね、色落ち。今後の冷凍網ノリも正直言ってわからない。このままだとあまり…沖合はですね。」 県有明水産振興センターによりますと、ノリと同じ栄養塩を食べるプランクトンが広く発生していることや、12月に入り雨が少ないことから栄養塩が不足している状況が続いています。 県有明海漁協は例年1月上旬にかけ行われていた冷凍網ノリの張り込み解禁日を1月23日に設定し海況の改善を図るということです。
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