道で「タイヤの太い自転車」をたまに見かけます。タイヤが丈夫そうですが、パンクのリスクが少なくコスパが良いのでしょうか?
街中でタイヤの太い自転車を見かけて気になったという人もいるのではないでしょうか。太いタイヤを搭載した自転車は「ファットバイク」と呼ばれており、普通のタイヤの自転車と比べて、悪路の走行に適している点がメリットです。 そこで、本記事では、ファットバイクについて解説したうえで、メリット、デメリット、価格相場などを紹介していきます。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
「ファットバイク」とは? メリット・デメリット
ファットバイクとは、幅が4インチ(約10cm)以上のタイヤが装着されている自転車のことを指します。アメリカのミネソタ州で誕生したといわれていますが、諸説あるようです。ファットバイクの主なメリットやデメリットは、以下のとおりです。 ■ファットバイクのメリット ファットバイクのメリットは、悪路での走行に適していることです。極太のタイヤは接地面積が広く、雪や砂地などでも悪路でもタイヤが埋まりにくいため、雪道や砂利道なども無理なく走行できます。 太いタイヤのなかにある空気がクッションの役割をするため、衝撃を吸収しやすいメリットがあり、独特な浮遊感を楽しめることでしょう。さらに、ファットバイクは、タイヤの空気圧を変えることによって、スピードや走行場所に合わせた調整も可能です。リム打ちパンクが起こりにくい点もメリットです。 人目を引くことができることも、人によってはメリットに感じることでしょう。極太のタイヤが付いたファットバイクは、ユニークな見た目をしています。日本ではまだ珍しい自転車であるため、街中で走行するとよく目立つことでしょう。人があまり乗っていない自転車に乗りたいという人にうってつけの自転車といえます。 ■ファットバイクのデメリット ファットバイクのデメリットは、重さです。太いタイヤを採用しているため、全体の重量が重くなりがちです。重さはモデルによって異なりますが、15kg前後となっているため、持ち運びには適していません。タイヤの接地面積が広いため、スピードが出にくいこともデメリットです。 ファットバイクはタイヤ幅が太いため、駐輪場に入らない可能性があることもデメリットです。駐輪場を利用する場合は、駐輪場所の溝の幅を確認しておいたほうがよいでしょう。