「峠の釜めし」の荻野屋は、なぜ東京・銀座に進出したのか?
“旬の食材を使った釜めし”という、「峠の釜めし」の原点を活かしながら、さまざまな食材を使った荻野屋の釜めしが登場しています。今シーズンは、去年(2023年)11月16日から今年(2024年)3月末までの予定で、数量限定販売されているのが、「峠のかきめし」(1500円)です。横川店・上信越道横川SA(上り線)・高崎売店などをはじめ、週末には横川駅前の荻野屋本店でも販売があります。
【おしながき】 ・牡蠣の混ぜ込みご飯 ・牡蠣煮 ・揚げごぼう ・椎茸煮 ・うずらの卵 ・栗の甘露煮 ・杏子 ・紅生姜 ・香の物
黒い釜に盛り付けられた「峠のかきめし」。峠の釜めしで使われている茶飯と牡蠣の混ぜご飯の上に、醬油ベースで甘辛く煮付けた牡蠣を盛り付けたといいます。釜めしでおなじみの、丁寧に1本1本職人さんの手でささがきされたごぼうが素揚げされていて、ひと味違った食感を楽しめるのも嬉しいところです。山椒の葉が載っていい香りがフワッと広がり、食欲をそそってくれます。
平成9(1997)年の北陸新幹線(高崎~長野間)の開業後、信越本線の軽井沢~篠ノ井間は、第3セクターの「しなの鉄道」となりました。しなの鉄道では現在、国鉄生まれの車両が最後の活躍中。先日、2028年の車両の引退まで、さまざまな企画が行われる予定と発表されました。かつては「あさま」「白山」などの特急列車に混じって、普通列車として碓氷峠を越えていた車両もありました。そんな歴史に思いを馳せてみるのも良さそうです。
ライター望月の駅弁膝栗毛 「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介! 著者:望月崇史昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。 駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/