【高校野球】東海大菅生、山梨学院に2―0勝利 小島、上原で完封リレー
◆春季関東地区大会▽2回戦 東海大菅生(東京) 2―0 山梨学院(18日、城南高崎球場) 東海大菅生が山梨学院に2―0で勝利した。20日の準々決勝では昌平(埼玉)と対戦する。 少ないチャンスをしっかり仕留め、初戦突破を果たした。初回、小上防(こじょうぼう)登生外野手(2年)の左前適時二塁打で先制。5回には阪野拓海三塁手(3年)の強烈な内野安打で貴重な1点を追加した。先発の右腕・小島葵(3年)は7回3安打無失点の好投。冬場に食事量を増やすなど体重増加の効果も表れ、スライダーを中心に粘り強く投げた。継投した2年生左腕の上原慎之輔も無失点に抑え、今春のセンバツ出場校から勝利をもぎ取った。 小島は「初回は自分でも入りは良くなかったけど、調整できて投げ切れて良かった。球がうわずっていたけど、下半身で低めに集める投球を意識した。途中からは打ち取るピッチングもできた」と試合を振り返りながらうなずいた。都大会では背番号20だったものの、今大会は1番を付けてマウンドへ。勝利にも、「後ろにいいピッチャーがいるという心強さもあるし、ピッチャーの中で高めあっていて、誰が投げてもおかしくない」。満足することなく、さらなる高みを見据えていた。(雑誌『報知高校野球』取材班)
報知新聞社