民家の庭から水 リニア工事が原因
JR東海は、10月にリニア中央新幹線の工事現場近くにある東京都町田市の民家の庭から湧水と気泡が発生したことを巡る因果関係の調査結果について、 「工事による影響と考えられる」と発表しました。 トンネルを掘削する機械からかける圧力が高かったため、掘削をしやすくするために使う気泡材に含まれる空気が、 地下水と共に地表に湧き出たとみられます。 現場は、粘土層が少ない、井戸の跡などの人工的な穴がある、などの理由から 水や空気が地表に到達しやすい地層だったということです。 一方、人体に与える影響や陥没の恐れはないとしています。 12月22日から周辺の住民向けに説明会を開催し、 掘削の際にかける圧力を抑えるなどの再発防止の対策をとった上で、 2025年1月以降に工事を再開する予定です。 JR東海は、「今回の事象を踏まえてより慎重に工事を進めてまいります」としています。