日経平均株価のバブル後高値更新が当然の帰結であるワケ
日経平均株価の勢いが止まらない(撮影:梅谷秀司)
日経平均がバブル崩壊後の高値を更新した。その後も買いの勢いは衰えず3万1000円の大台も超え、1990年7月以来、約33年ぶりの水準まで上昇した。日本株が急伸した背景としてはさまざまな要因を指摘できるが、まずはもっとも基本的なことを確認しよう。 ファイナンス理論によれば、株価に限らず、すべての証券の理論価格は将来のキャッシュフローを現在価値に割り引いたものとして表すことができる。キャッシュフローを左右するのは企業の業績であり、割引率は長期金利だ。端的に言えば、株価は企業業績を金利で割り引いたものだと言える。
本文:3,446文字
写真:1枚
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
税込330円使えます
PayPay残高
サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。欧州経済領域(EEA)およびイギリスから購入や閲覧ができませんのでご注意ください。
広木 隆