【ステイヤーズS】人気薄でも要注意!「黄金パターン」に該当した伏兵候補
12月2日(土)に開催されるステイヤーズステークス(G2、中山芝3600m)。JRA最長のコースにおいて、暮れの長距離王を決める戦いが繰り広げられます。 このレース以外は使用されないコースとあって、好走傾向も少々異質。近走で結果を出せていなかった伏兵が飛び込んでくるケースも珍しくありません。 そこで今回は、過去10年で「単勝10倍以上」の人気薄で馬券に絡んだ馬にフォーカス。今年の穴候補を探っていきます! 注目したのは該当馬の「1年以内の好走歴」です。すると人気薄で馬券になった8頭中7頭に共通していたポイントが浮かび上がってきました。 ▼単勝10倍以上1~3着馬の1年以内好走歴 (※過去10年、条件戦を除く) 20年1着 オセアグレイト(13.8倍) →20年ダイヤモンドS3着 20年2着 タガノディアマンテ(17.3倍) →20年万葉S1着 19年1着 モンドインテロ(12.5倍) →18年ステイヤーズS3着 17年3着 プレストウィック(11.3倍) →17年丹頂S1着、メトロポリタンS3着 16年2着 ファタモルガーナ(17.4倍) →16年ダイヤモンドS3着 15年2着 カムフィー(15.3倍) →15年ダイヤモンドS3着 13年3着 トウカイトリック(16.0倍) →12年ステイヤーズS1着 上記で目立つのが「ダイヤモンドS(G3、東京芝3400m)1~3着」か、あるいは万葉Sや丹頂Sなど芝2600m以上の「長距離オープン特別1着馬」。これらの該当馬はたとえ近走で大敗を喫していてもステイヤーズSで巻き返すというケースが多く、それが人気薄での激走に繋がっているようです。 これぞまさに「黄金パターン」。目先の好走歴よりも、確かな長距離実績を基準に評価すべきと言えるでしょう。 さて、今回の出走馬で1年以内に「ダイヤモンドS1~3着」の実績があるのは、ヒュミドール(ダイヤモンドS2着)、シルブロン(ダイヤモンドS3着)の2頭。 また「長距離オープン特別1着馬」は該当馬が出走しないものの、近いケースとしてダンディズム(丹頂S2着)、アケルナルスター(札幌日経OP2着)が浮上。いずれも伏兵扱いを受けそうな人気薄だけに、うまく馬券にすることができれば高配当のチャンスです!
競馬ラボ