FRB0.25%利下げ、雇用情勢「全般的に緩和」 経済は堅調に拡大
Howard Schneider [ワシントン 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は6─7日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ、4.50─4.75%とした。決定は全会一致。 FRBは、雇用市場が全般的に減速する中、インフレ率がFRBが目標とする2%に向けて継続的に低下していることを考慮。声明で「経済活動は引き続き堅調なペースで拡大している」とした。 雇用については、前回の声明で毎月の雇用増の鈍化を指摘していたのに対し、今回は労働市場についてより広い観点から言及。失業率は引き続き低水準にあるとしながらも、「労働市場の状況は全般的に緩和している」とした。 ただ「雇用とインフレ率の目標達成に対するリスクがほぼ均衡していると判断する」とし、この部分は前回声明を踏襲した。