積水ハウス、若手大工の育成強化 人手不足改善へ魅力向上
積水ハウスが若手大工の育成を強化している。今春は2023年度比3.4倍となる134人の大工が入社し、半年間の訓練が始まった。住宅メーカーが終身雇用を前提とした採用・育成を行うのは珍しく、高齢化や時間外労働の上限規制に伴う人手不足が叫ばれる中、スキルアップを求める若手が魅力を感じる職場づくりに取り組む。 子会社の積水ハウス建設ホールディングスでは入社後の半年間、全国3カ所の訓練校で技能実習を実施する。需要が増えている3~4階建て賃貸住宅向けの技能に特化した実習時間を増やすなど、現場で即戦力となるための授業計画を立てた。