Bリーグ三遠・吉井選手 今季V誓う
バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」に今季新加入した吉井裕鷹選手が5日、愛知県の豊橋市役所で浅井由崇市長を訪ねた。10月5日のリーグ開幕を控え、昨季に続く中地区優勝とチャンピオンシップ(CS)でのリーグ制覇へ向け意欲を見せた。 吉井選手は、強豪アルバルク東京から飛躍を求めて大野篤史ヘッドコーチ(HC)率いる三遠へ移った。パリオリンピックでは全3試合で平均31分出場し、攻守の活躍でトム・ホーバスHCから信頼も得た。今季はチームの「豊橋市応援リーダー」も務める。 三遠が所属する中地区は今季、A東京と西地区優勝の名古屋ダイヤモンドドルフィンズにシーホース三河を加えた昨季のCS進出4チームがひしめく激戦区となった。 吉井選手は「CS進出争いは激しくなる。当たり負けないよう守備力で貢献したい。リーグ制覇にはCS進出は欠かせない」と抱負を述べた。 晴れて豊橋市民となった感想について「新鮮に感じたのは路面電車(市電)。生まれ育た大阪にはなかった乗り物が身近にある。東京と比べて夜の街が落ち着いているのも安らぎを感じる」と語った。 浅井市長は「昨季の躍進が地域に勇気を与えてくれた。観客数も大幅に増え、スポーツが与える力を実感した。地元にプロチームがある誇りとバスケ文化を根付かせる機運を高めてほしい。試合の応援や環境整備でも支えていきたい」と期待した。
東愛知新聞社