ポケモンが悩み語る?大阪・万博に国内初の「EXPOジム」
ポケモンが悩み語る?大阪・万博に国内初の「EXPOジム」 THEPAGE大阪
大阪府吹田市にある万博記念公園に日本最大級の大型複合施設「EXPOCITY」が11月19日にオープンする。さまざまな施設が開業する中、ポケモンとリアルに会話ができる「ポケモンEXPOジム」がこのほど、プログラムの一部を公開するなど記者発表会を行った。同ジムはポケモンが国内で初めてプロデュースを手掛けるエデュテイメント施設だ(娯楽と教育の融合を意味する施設)。関係者は「ポケモンの世界観のもと、独自に開発したプログラムで、ポケモンと話したり、学んだり、コミュニケーションスキルを高めながら、子どもだけでなく、大人も楽しめる施設になっています」とアピールした。
ポケモンが悩みや不満語りかける!?
「ポケモンEXPOジム」(事業会社:サノヤス・インタラクションズ、企画監修:ポケモンコミュニケーションズ)は、来館者(ポケモントレーナー)がポケモンとリアルに会話しながらトレーニングできる点が最大の特徴になっている。この日は、プログラムに登場するキャラクターによる概要説明や質疑応答という異色の記者発表会となり、7つあるプログラムの1つ、「リザードンのバトルコロシアム」も公開された。 これはポケモントレーナーのマオとパートナーのリザードン(ポケモン)が、コロシアムでの悩みや不満を語りかけてくれるというもので、ゲストのポケモントレーナー(男児)が実際に会話するなど、リアルな体験的な内容が披露された。 なお、同ジムでポケモンたちと会話するには「ポケペラ(ポケモンペラペラ翻訳機)」が必要で、これはメンバーズカードだ(チャージ機能付きICカード、発行料500円)。各プログラムに参加するには参加料がいる。
教育的な側面にも力点
さて、せっかくなので、ここでポケモントレーナーとのやりとりの一部を紹介すると―。 マオ:(オープンしたら)君は来てくれる? ポケモントレーナー:うん、絶対に来るよ。楽しみにしてるよ ポケモントレーナー:ポケモンは僕たちの言葉がわかるの? リザードンうん、もちろんわかる。さくらさん(Dr.さくら=開発者のキャラクター)がポケペラを開発してくれたから、しゃべれるようになったんだ このようにリアルタイムの会話が双方向で楽しめるのだ。マオとリザードンが観客(記者)へ質問したり、観客の掛け声でリザードンが「火炎放射」を放つシーンもあるなど、魅力たっぷりだった。「ポケモンとのコミュニュケーション」をコンセプトにしているだけに、「ポケモンと、はなそう!学ぼう!」が体感できる演出となっており、教育的な側面にも力点を置いていることも強調した。
コミュニケーション能力身につけてくれたら
ポケモンコミュニケーションズの斎藤信和エグゼクティブプロデューサーは、こう話す。 「ポケモンとしゃべれる施設は初めてです。ダイレクトに直接会話ができ、リアルタイムで話ができる施設です。子どもたちがポケモンとの会話を楽しみながら“コミュニケーション能力”や“プレゼン能力”も身につけてくれたらうれしい。子どもさんだけでなく、大人も楽しめます」 どれくらいの入館者を予想しているかについては、「エキスポシテイにはたくさん施設があるので、我々も入館者数については、まだ目標として立てていない」としている。 (文責/フリーライター・北代靖典)