「彼女はサイコパス」「夫を支配」家族4人殺し・毒殺夫婦…志保容疑者の「異常な女帝人生」
「鎖国」と呼び、部屋に籠城
子供のみならず姉や両親にまで手をかけた細谷健一容疑者(43)と妻の志保容疑者(38)。事件の実質的主導者とされるのが妻の志保容疑者だ。 【マンガ】追いつめられた女性が「メンズエステ」の世界で味わった「壮絶体験」 前編記事『「みっともない女と一緒にするな!」「台所洗剤を飲み干し…」家族4人殺し・毒殺夫婦の「異様な家族風景」』につづき、周囲からサイコパスと称される妻・志保容疑者の素顔について詳しく報じる。知人が語る(以下、「」は知人) 「志保に初めて会ったのは19年頭でした。健一が『子供が生まれるので妻が入院してる。これから面会に行く』というので聖路加病院について行きました。病院の入口まで志保が出て来て、そこで初めて顔を見た。本当挨拶程度でしたが、小柄で大人しそうな人でした」 しかし、その印象は時間を追うごとに崩れ、豹変していく。 「志保には専属のカウンセラーがついていました。ただ彼女はいつも自宅に来たカウンセラーを1~2時間待たせたりすることもザラ。ひどい時は部屋から出てこずカウンセリングを受けずに終わることもよくありました。志保は自身が部屋にこもって出てこないことを『鎖国』と呼んでいました。 私も彼女の部屋を見たことはありますが、床はモノで散乱している状態。キャラクターのぬいぐるみが並んでいて、本当に子供部屋のような感じです。志保は自身でも化粧や着飾ることに執着していて、健一に『SK2を買ってこい!』と命令して買いに行かせることもありました。周囲も健一に『志保の言いなりにならない方がいい』と注意はしていたんですが、彼は聞く耳を持たなかった。 志保は子供の服に関しても着せられないほど大量に購入していました。彼女にとって子供は着せ替え人形のような感覚だったと思います。会って話せば彼女がサイコパスだとすぐに分かります。とにかくウソをつくし、少しでも自分の思い通りにならなければ怒り狂う。相手の立場を考えたりすることができない人物です」
「飛行機に乗らない」
放火事件後、児童相談所が子供たちを保護した際も志保はこんなトラブルを起こしていた。 「ベトナム移住の下見に行った際、志保は飛行機の乗り換え地点の香港で化粧品を大量に購入していた。同行していたシッターさんが健一に『すでに化粧品はたくさん持ってるし、今回は観光で来たわけじゃない。少しは注意した方が良い』と伝えると、ちょうどそれが志保に聞こえてしまった。そこで彼女は怒り狂って、飛行機に『乗らない、帰らない』と騒ぎ出してしまった。 置いて帰るわけにもいかず、どうにか成田まで連れ帰ってきたんですが、今度は成田で大騒ぎ。迎えに来た車にも『乗らない、帰らない』と大喧嘩になった。怒った志保は家の鍵やパスポートもゴミ箱に捨ててしまった。周囲も健一に『面倒を見るから志保がつけあがる』と注意するんですが、それがまた志保の耳に入って怒り狂う。私も健一には再三『あなたが相手をするから志保がゴネるんだよ』とは伝えてはいました」