【高級マハタ専門】良型中心に船中39本!千葉県飯岡港『幸丸』
各地で新たな釣り物が登場し釣り人を楽しませてくれているが、今回紹介する「マハタ」もそんなターゲットのひとつである。これまで“ヒラメ釣りのゲスト”という印象が強かったマハタだが、近年は大型の釣果も多いという。力強い引き、そして脂の乗った絶品の身を味わうべく、千葉県は飯岡港『幸丸』からマハタ専門船で出船した。 船宿オススメのマハタ(根魚)仕掛け
最寄りのICからは約1時間!準備が整うと午前5時に出船!
東京方面から首都高速湾岸線から東関東自動車道に入り、「大栄IC」へ。そこから東総有料道路(現在は無料)を経由して国道126号を進むと『幸丸』に到着。「大栄IC」からはおよそ1時間ほど。 船宿は新店舗がオープン。旧店舗から港に行く途中にあり、過去に訪れたことがある釣り人には分かりやすいだろう。駐車場の位置も店内に案内があるので、確認するべし。集合時間になると宿が開き受け付け開始となる。釣り物によって乗船位置が違うのでこちらも確認しておこう。 今回は『幸丸』の2号船。マハタ船とヒラメ船が並んで港に着けられた。合図が出てから乗船する。その後、当日の人数に合わせて釣り座の間隔などを船長が指示してくれるので、ロッドキーパーのセット等はそれからでも良い。 出船前になるとエサの「シコイワシ」が運ばれてきて生簀に入れられた。そして午前5時。向後恵一船長の操船で出船。航程は約40分。飯岡沖のマハタポイントに向かった。 なお、これからの時期はデッキなどが凍っていることも多いので、慎重に行動するべし。
タックルはヒラメ用を流用する!
リールは小型電動か中型両軸。オモリは60号が基準で、仕掛けはヒラメ仕掛けのアレンジとなり、ハリス・幹糸が2ランク太くなる。 基本的に竿も仕掛けもヒラメ釣りのアレンジとなるのだが、異なるのはハリスの号数。今回使用したのは10号で、ヒラメのハリスと比較すると1~2ランクくらい太いが、8号~10号でも対応できそうだ。 ちなみに、今回のポイントは根掛りがほとんどなかった。
夜明けと同時にヒット連発!
ポイントに到着すると、活きエサとなるシコイワシが配られた。「今日のエサはシコイワシ。サイズが小さいので、孫針は切って置いて下さい」と船長から案内があった。その日によって、入って来るイワシのサイズが異なるそうだ。まずは同船した釣り人にお話を伺っていく。 薄っすらと日が昇り始めると「アタった!」という声が聞こえてきた。周りを見ると数人が同時にヒットさせたかと思えば、1~2kgのサイズが次々と上がってきた! さらにその直後には右舷でビッグファイトが繰り広げられた!ヒラメ竿が海面に突き刺さり、やりとりの末に上がってきたのは、なんと3.4kgのマハタ。風格のある良型個体である。このクラスになると、“さすが、ハタ類!”というパワフルなファイトであった。さらに、今回はエサのサイズが影響したのか、ヒラメのヒットが多く、船内は序盤に最高の展開を迎えた。