新しい「道の駅」が秋田、長野、熊本、鹿児島で誕生! どこにどんな外観の施設ができる?
国土交通省は2月16日、市町村より申請のあった4か所の「道の駅」を新たに登録した。これにより、全国の道の駅は合計で1213駅となる。 道の駅は2023年に制度創設から30年が経ち、地方創生や観光を活性化する拠点として、ますます多くの役割を担うようになっている。 【写真】4つの道の駅の近くにある、絶好の観光スポットがこちら!
“第3ステージ”後半に突入した道の駅
道の駅は現在、第3ステージに突入しているのをご存じだろうか? 1993年~2013年までは“第1ステージ”で、「通過する道路利用者のサービス提供の場」展開され、2013年から2020年までは第2ステージとして「道の駅自体が目的地」とするコンセプトが設けられていた。 そして、2020年から現在に至る第3ステージでは「地方創生・観光を加速する拠点」を軸に、地域住民や民間企業、道路関係団体と力を合わせた強力な拠点づくりを2025年までに実施していくという。 地域の活動拠点として期待されている道の駅だが、今回は、60回目の登録となった道の駅について、秋田、長野、熊本、鹿児島の順に紹介する。
1.秋田県鹿角郡小坂町の道の駅「十和田湖」
国立公園「十和田湖(とわだこ)」への秋田県側からの玄関口となり、国道103号と454号の交差点に位置するこの道の駅は、十和田湖観光の拠点として整備される。施設の屋外テラスからは湖畔の恵まれたロケーションを眺望でき、隣接する緑地公園を活用して地域住民と観光客との交流を深めるイベントを開催する。オープンは2024年度中を予定。 所在地:秋田県鹿角郡小坂町十和田湖字生出1番地2 面積:1万8100平方メートル 施設:駐車場87台、トイレ16器、情報提供・休憩施設、観光案内所、 ベビーコーナー、非常用電源、貯水槽、公衆無線LAN、物販施設、飲食施設、 展示室、シャワー室、屋外テラス、緑地公園、EV充電施設
2.長野県南佐久郡佐久穂町の道の駅「八千穂高原」
国道299号沿いに位置し、中部横断道 八千穂高原ICや国道141号へもアクセスしやすく、 南佐久(みなみさく)6町村(佐久穂町、小海町、南相木村、北相木村、南牧村、川上村)の玄関口として整備される道の駅。6町村の情報発信以外に、隣接する棟ではアウトドア活動拠点施設が建てられ、機材のレンタルやアウトドアイベント開催という地域カラーを活かした面白そうな施設になりそうだ。オープンは2024年9月を予定。 所在地:長野県南佐久郡佐久穂町大字畑1190番1 面積:2万3637平方メートル 施設:駐車場160台、トイレ33器、情報提供施設、休憩施設、観光案内所、バス停、ベビーコーナー、非常用電源、備蓄倉庫、貯水槽、マンホールトイレ、シャワー室、公衆電話、公衆無線LAN、物販施設、飲食施設、キッズスペース、イベント広場、ドッグラン、キャンピングカーサイト、レンタサイクル、EV充電施設