【16年ぶり】「大相撲藤枝場所」巡業ならでは公開稽古や県内出身力士取り組みにファン大盛り上がり(静岡)
7日、静岡・藤枝市に大相撲の巡業がやってきました。会場には多くの相撲ファンが押し寄せ、巡業ならではの企画や県内出身力士の取り組みに大いに盛り上がっていました。 16年ぶりの開催となる「大相撲藤枝場所」。午前9時の開場を前に大勢の相撲ファンが詰めかけました。 (佐野 巧 記者) 「藤枝市にあります県武道場は相撲ファンで長蛇の列となっています」 多くのファンのお目当ては、やはり県内出身の2人の力士。焼津市出身の翠富士。熱海市出身の熱海富士。 (来場者) Q.何が楽しみ? 「熱海富士と翠富士、熱海富士と翠富士」 この女の子は手作りの応援グッズを持参。 (来場者) 「熱海富士頑張れ」 そして、翠富士が姿を現します。記念撮影のファンサービスです。 (来場者) 「こんなに間近で見られることないので、楽しみにしています」 そしてこちら、長い列の先には…熱海富士!!先ほどの女の子の姿も。相撲ファンだというこちらの2人は…。 (来場者) 「めちゃくちゃうれしかったです。熱海富士と写真が撮りたっかので、うれしかったです」 会場は満員御礼。4100人分の席が埋まりました。土俵の上では、普段テレビでは見られない稽古の様子が公開され、多くのファンがカメラを向けていました。 (来場者) 「迫力がすごいですね。ドスっていう音が耳にビンときます」 また巡業ならでは、楽しい催しも行われました。 「やいづ少年相撲クラブ」の子ども力士が熱海富士に挑戦です。このちびっ子は豪快な下手投げを決めました。続いて翠富士も…。普段、土俵の上で見られない力士の姿に会場も沸いていました。これは、2人の力士が相撲の禁じ手や珍しい決まり手を演じる「初っ切り」。コミカルな掛け合いは巡業でしか見られないお楽しみです。 そして、午後からは取り組みがスタート。幕内力士が土俵入り。熱海富士は赤ちゃんを抱っこして登場です。県内出身の2人に一際大きな歓声が沸き起こります。翠富士は宇良との対戦。得意の肩透かしで勝利。そして、熱海富士は明生との対戦。寄り切りで白星を飾りました。地元での巡業に県内出身の2人は…。 (熱海市出身 熱海富士) 「同じ静岡で、県武道館に昔よく来ていたのでうれしい。熱海にはたまに帰るが、他の町に来ることはあまりない、静岡県全体で応援してくれていると実感しました」 (焼津市出身 翠富士) 「よく遊びに来ていた場所なので、すごく懐かしい。近くに映画を見に行ったりラーメン店に行ったりしていた、食べに行きたいと思っていたけど時間がなくて悲しいです。(Q.来場所の目標は?)全勝優勝です」 ( 熱海富士) 「翠富士関と優勝決定戦」