【歌うま】沖縄方言すぎる白雪姫動画が話題 愛媛在住の制作者rainさんの素顔に迫る
〽 望(ぬじゅ)み 叶(かな)てぃ呉(くぃ)る 川(かー)~ ゴリッゴリの沖縄方言(ウチナーグチ)で白雪姫が歌うアフレコ動画「沖縄方言すぎる白雪姫」。動画投稿サイト、ユーチューブで配信され、再生回数が132万回を超えるものもあるなど、白雪姫の抜群の歌唱力、ユーモアたっぷりのストーリーが人気を集めています。 制作するのは仮歌(かりうた)シンガー・ユーチューバーのrainさん(33)。沖縄県出身で、2017年からは愛媛に住んでいます。「いつか愛媛のCMソングも歌ってみたい」と語るrainさんに、制作のきっかけやウチナーグチへの思いなどをインタビューしました。(原田茜) ■仮歌シンガーをPRしたい 動画制作を始めた理由は。 ーー作曲家がアイドルや声優に提供する楽曲に、仮の歌としてガイドメロディーを入れる仮歌シンガーをしています。活動のアピールになればと、2年ほど前に動画の制作を始めました。 白雪姫のアフレコ動画を作ったきっかけは。 ーー当時、パブリックドメイン(著作権保護期間切れ)となったアニメ映画「白雪姫」のアフレコ動画が流行していました。アフレコ動画に「白雪姫がついついウチナーグチになってしまう」という導入部分があれば、関心を持ってもらえるかもしれないと考えました。昨年6月に初めて投稿し、1話完結のつもりでした。 ウチナーグチとは。 ーー沖縄独特の言葉で、特におばあちゃん世代が使いこなしている方言のことです。私たち世代が使うのは、標準語と混ざったウチナーヤマトグチ。ウチナーグチは話せないので、子どもの頃から憧れがあり、いつか使ってみたいと思っていたんです。 ■1人何役も マルチな才能 どうやって制作していますか。 ーー自宅に機材をそろえて作業しています。企画から脚本、声優、動画編集まで1人でやっているので誰かにバトンタッチできない大変さはありますが、とにかく楽しい。笑ってもらえるストーリー展開を意識していて、やりたかったおふざけを全て詰め込んでいます。特に7人の小人「島袋のおじさんたち」が登場する第5話は、自分と視聴者の「面白い」がマッチしたと手応えがありました。 ■愛媛のCMソングを歌いたい 愛媛の方言・伊予弁はどう感じますか。 ーー愛媛の人に話すと意外そうな顔をされるんですが、伊予弁はかわいい。愛媛に来たばかりの頃は「行ってこーわい」と聞くと、語尾の「わい」が「Y」なのかと思っていました。「ハタダイモ~♪」「行ってこーわい!愛媛の健診♪」など、ローカルのCMソングも大好き。いつか愛媛でCMソングを歌うのが夢の一つです。
愛媛新聞社