北國新聞

　サッカーJ3ツエーゲン金沢は9日、FW豊田陽平選手（39）=小松市出身=の現役引退を発表した。3シーズン過ごした地元クラブでの選手生活を終えた豊田選手は、「期待し、応援していただいたサポーターの皆さま、関係者の皆さまに心からの感謝をお伝えします」とコメントした。引退後は2010～21年に所属したJ1サガン鳥栖のスタッフとなる。 　クラブを通じて豊田選手は「3年前、念願だった地元クラブに加入し、いい大人が心弾み、大好きな石川県に恩返し、と意気込んでいた」と振り返り、現在でもその気持ちに変わりはないと強調した。 　生まれ育った石川を「愛している」と断言し、「そんな故郷のクラブで選手生活を終えられ、とてもありがたい」と感謝した。能登半島地震の被災地のいち早い復旧・復興や復旧活動に当たる支援者の安全も願った。