ザポロジエ原発事故に懸念 隣国モルドバ、リスク深刻
【ウィーン共同】ウクライナの隣国モルドバのヨルダノフ環境相は16日までに共同通信の単独インタビューに応じ、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発での事故のリスクが「極めて高い」と述べ、強い懸念を示した。「現状と潜在的な（事故の）リスクを非常に深刻に受けとめている」と話し、非常時に状況を把握するための早期警戒システムの構築を進めていると説明した。 欧州最大の同原発で事故が起きれば、ウクライナやモルドバだけでなく世界の環境に影響を与えかねないとし、事故防止の必要性を強調。関係者が回避のため協力して行動することが重要だと呼びかけた。
