横浜流星&THE RAMPAGE岩谷翔吾の高校同級生コンビ、日々ぶち当たる「選択」の後悔しない基準とは
THE RAMPAGEのパフォーマーとして活躍する岩谷翔吾の小説家デビュー作『選択』は、俳優・横浜流星の原案を元に、4年の歳月をかけて2人で紡いだ物語だ。高校の同級生でもある2人がこの作品に込めた想いを聞いた。 【写真5点】高校の同級生、横浜流星&THE RAMPAGE岩谷翔吾
『選択』がその第一歩
Life is a series of choices. (人生は選択の連続である) ――ウィリアム・シェイクスピア※ ――小説『選択』で主人公の亮は「俺、どこで間違えたかな」と自身の人生を振り返る。横浜流星と岩谷翔吾もこれまで膨大な選択を積み重ねてきた。2人にとって人生最大の英断とは何なのだろうか。 横浜流星(以下、横浜) 今となってはすべての決断が正しかったと思っていますが、なかでも一番は、この世界で生きていくと決めたこと。高校卒業のタイミングで大学進学、格闘家の道、今いる芸能の世界という3つの選択肢があって、どれを選ぶかでものすごく悩みました。 岩谷翔吾(以下、岩谷) 僕は大阪から出て、東京の高校に進学して本当に良かったなと思います。あの高校に行かなかったら流星とも出会っていなかった。ということはこの『選択』も生まれていなかったということなので。 ――10代でエンタテインメントの世界に入り、それぞれにキャリアを重ねた2人は、自分の意志で仕事を選択してきた。 岩谷 仕事もプライベートも、自分がワクワクするかどうかで決めています。自分の気持ちが乗らなかったらいいパフォーマンスができないし、いい時間が過ごせないと思うので。自分の心が踊るかどうかを選択の基準にしています。 横浜 自分が大切にしているのも、そのときの感情です。例えば、今は2025年放送予定の大河ドラマの撮影中なので、その次の仕事となると1年以上先になります。未来の自分が何をやりたいか、という考え方もしますけど、今の自分がやりたいと思う気持ちを大事にしています。 ――『選択』はまさに、2人の「やりたい」という衝動がカタチになった作品だ。 岩谷 僕は書き終えたので、ひとつ肩の荷が下りたというか、ここからは流星が舵を取ってくれるんじゃないかなと。 自分たちの子供のようなこの『選択』が、ここからどう育っていくのかを、親として見守っていきたいです。 さらなる可能性をいろいろと秘めていると思うので。あとはお任せしますじゃないけれど、流星の夢を叶える作品にしたいです。 横浜 この子たち(登場人物)が呼吸して、動いて、生きている画が自分のなかで浮かんでいます。カメラワークやカット割り、エンディングの音楽もなんとなく考えちゃいますね。 役者だけでなく企画やプロデュースもやっていきたい自分にとって、『選択』がその第一歩。自分の背中を押してくれたこの作品が、もっともっと大きく羽ばたいたらいいなと思います。ここからがスタートです。