【高校サッカー福井全力応援】福井のサッカーの歴史を変える「福井商」を応援したい5つのこと
2024年3月16日。福井県を新幹線が走り始めました。 北陸新幹線の県内開業によって観光客が増加した福井県。多くの観光客の目当ては恐竜。勝山市の福井県立恐竜博物館の年間入館者数は今年度初めて100万人を突破しました。福井駅周辺にも恐竜のモニュメントが「増殖」しています。 県庁所在地・福井市に学校を構えるのが、12月28日に開幕する第103回全国高校サッカー選手権大会に福井県代表として出場する福井商業高校です。 12月29日の1回戦では熊本県代表・大津高校と県立柏の葉公園総合競技場で対戦しますが、その福井代表・福井商を応援したい5つのポイントを紹介します。
1. 全米を制覇し映画化されたチアリーダー部「JETS」
1908年創立で、現在922人の生徒が通う福井商。部活動では、野球部は甲子園常連校で、春の選抜大会では1978年に準優勝という成績を残しています。 他にも注目を浴びているのが2006年創部の「チアリーダー部」。2009年に創部わずか3年で全米チアダンス選手権大会で優勝。2013年から同大会5連覇するなど計9回の優勝歴を誇ります。この活躍は「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」として映画化され、広瀬すずさんが主演を務めました。
2. 新環境で強くなったサッカー部
1948年創部のサッカー部は、今年度から練習環境が変わりました。学校から車で10分ほどの場所に「福井市フットボールセンター」が完成。 出来たばかりの人工芝のグラウンドで練習を重ね、高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2024福井で優勝。14試合で13勝1敗、87得点12失点と圧倒的な強さを見せました。
3. 福井県の王者・丸岡を破り全国へ
11月3日に行われた、全国高校サッカー選手権福井県大会決勝。福井商の相手は、7大会連続35回目の全国大会出場を目指す福井県の“王者”である丸岡でした。 そんな中、前半2点のリードを奪ったのは福井商。前半10分と25分に佐藤駿央選手(1年)が得点。しかしリードも束の間。前半のうちに丸岡に2点を奪われ同点で折り返します。さらに後半33分、丸岡の西村心選手(3年)に逆転ゴールを許しました。 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、福井商は高木那由多選手(2年)のロングボールに近藤風雅選手(1年)が抜け出して値千金の同点ゴール。延長PKの末、福井商業が勝ち、17年ぶり2度目の全国行きを決めました。