成績上位層ほど早く寝る!? 東大卒スーパー家庭教師に聞いた「中学受験生の理想的な生活リズム」とは
中学受験塾の授業が終わる時間、みなさん何時かご存知ですか? 首都圏最難関に強いSAPIXでは、小学6年生は21時に終わるんです。 東大卒スーパー家庭教師が教える「中学受験で合格する子が幼少期やっていたこと」 帰宅してご飯を食べてお風呂に入って寝る頃には23時を過ぎ、場合によっては0時近くなることも… 塾がない日も大量の宿題に追われて0時ごろに寝るのが当たり前になっているというご家庭もあります。 一方で、「実は成績上位層ほど早く寝ている」という噂も…!!中学受験・大学受験を専門とする東大卒スーパー家庭教師、長谷川智也先生に「中学受験生の理想的な生活リズム」について聞いてきました。
「優秀な子は21時半には寝てる」
えり先生(以下、えり) 「宿題が終わらずに寝る時間がどんどん遅くなるというお悩みを聞くのですが、先生はどう思われますか?」 長谷川先生 「小学4年生で24時まで勉強させている親御さんもいらっしゃいますね。 似たような問題を3回も4回も演習して解法を丸暗記させてしまっている。クラス分けテストではいい結果が出てしまうので、いつまでも大量演習をやめられない。その結果、勉強が終わらなくて24時まで勉強させてしまう。 でもそのやり方が通用するのは小学4年生までですね」 えり 「小学5年生になると比を使って問題を解いたり、条件が複雑になったり、抽象度がグッと上がりますもんね」 長谷川先生 「目先のクラス昇降にこだわり過ぎてしまってるなと感じます。夜中まで勉強させて、子どもは集中できず、楽しみも感じず、学習効率が下がっている」 えり 「では、夜中まで勉強するよりも、睡眠が優先ですか?」 長谷川先生 「もちろんです。しっかり寝ないとダメです。SAPIXのαクラス(上位層)の子たちは、21時とか21時半に寝てる。早い子だと20時半に寝る子もいる。優秀な子ほど早く寝ています。 宿題が終わらなくて23時とか24時とかに寝てしまっている子は、睡眠時間が足りず、翌日のパフォーマンスが落ちてしまう。授業の理解が追いつかなくて、また宿題が終わらないという、バッドスパイラルに入ってしまうんですよね」