国家公務員の退職金「余裕で2000万円超」は本当か一覧表で見る。一方で若者の公務員離れも
国家公務員の定年時の退職金はいくら?
内閣官房の退職金に関する調査によると、国家公務員の退職金は下記のとおりです。 ●退職金の一覧表 【常勤職員】 ・受給者数:1万4283人 ・平均支給額:2112万2000円 【行政職俸給表(一)適用者】 ・受給者数:4086人 ・平均支給額:2111万4000円 常勤職員、行政職俸給表(一)適用者ともに、平均支給額が2000万円を超えています。 国家公務員として定年まで勤め上げれば、退職金は2000万円を超える可能性が高いといえます。 一方、最近では就職氷河期世代を対象とする採用が積極的に行われるなど、中途採用の職員も増えています。 勤続年数によっても、退職金の平均額は異なります。
国家公務員の定年退職金を勤続年数ごとに見る
国家公務員が定年退職時に退職金を受け取る際、勤続年数によってその金額は変わってきます。 内閣官房の退職金に関する調査では、勤続年数別の退職手当平均支給額は下記のようになりました。 ●勤続年数ごとの退職金一覧 【常勤職員】 ・5年未満:158万7000円 ・5年~9年:446万8000円 ・10年~14年:713万7000円 ・15年~19年:1159万1000円 ・20年~24年:1309万2000円 ・25年~29年:1663万2000円 ・30年~34年:1991万7000円 ・35年~39年:2303万8000円 ・40年以上:2234万7000円 【うち行政職俸給表(一)適用者】 ・5年未満: 84万8000円 ・5年~9年:451万8000円 ・10年~14年:675万7000円 ・15年~19年:1016万6000円 ・20年~24年:1352万4000円 ・25年~29年:1625万6000円 ・30年~34年: 2037万円 ・35年~39年:2189万1000円 ・40年以上:2139万1000円 勤続年数により、平均額は変わることがわかります。 また同調査では、同じ勤続年数でも「自己都合退職」よりも「定年退職」のほうが退職金が高くなっています。