<ここに注目>21世紀枠対決 八戸西189センチ右腕、具志川商攻略なるか 選抜高校野球
八戸西・宮崎一綺(かつき)主将の話
(相手の具志川商は)投手中心で、機動力もあるチーム。自分たちは打ち勝つ野球をしたい。(交流している)特別支援学校や地域の方が応援してくれているので、勝利で恩返ししたい。
OBに元日ハムの中村渉さん 特別支援学校と親交
◇八戸西(青森) 1975年に創設された男女共学の県立校。校訓は「自啓自発」。創立当初から「文武両道」を目標に勉学と部活動の両方に力を入れている。普通科に加え、2001年にはスポーツに関する専門的な教育を行うスポーツ科学科が新設された。 野球部は学校創立と同じ75年に創部。最高成績は82年と16年の春季青森大会優勝で、甲子園出場は初めて。現在の部員はマネジャーを含め40人。同市内の特別支援学校とスポーツ交流会などを通して親交を続けている。OBに元北海道日本ハムファイターズの中村渉さんら。
「強豪校との対戦は大きな財産」OB会長の今川一さん
甲子園で全国の強豪校と対戦できることは選手たちにとっても、部にとっても大きな財産になると思います。球場の雰囲気やグラウンドから見える景色……、多くのことを学んで帰ってきてほしい。 1期生だった私たちからすると甲子園の舞台は遠いもののように感じていましたが、小川貴史監督はいつも「甲子園に行きます」と言っていました。その言葉が選手をはじめ周りの意識を変えるきっかけになり、こうしてセンバツに出場することにつながったのでしょう。 ぜひ勝って校歌を聞きたいですが、まずは体と心をしっかり整え、楽しく野球をしてほしい。そして、今回の経験を次の世代にもつないでいってほしいと思います。