大谷翔平、疑惑判定に苦しめられ連続打点10でストップ サヨナラ負けでチームの不敗神話も止まる
<ジャイアンツ5-3ドジャース>◇28日(日本時間29日)◇オラクルパーク 【サンフランシスコ(米カリフォルニア州)28日(日本時間29日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)の連続打点は10試合で止まった。ジャイアンツ戦に「1番DH」で出場し、第1打席から疑惑の判定に苦しめられた。8回に一塁へ内野安打を放ったが、見せ場はなく、3打数1安打。チームは9回サヨナラ負けで、同僚ロハスが安打を放てば負けない不敗神話も、24試合で途切れた。 大谷は第1打席、3球三振に倒れた。2ストライクからの3球目、外角高めに外れたボール球を見逃した。だが、判定はストライク。遊ゴロに倒れた第2打席も3球目、外角へわずかに外れたチェンジアップをストライクとコールされた。相手の先発右腕ウェブは、打者の手元でボールを動かすタイプとはいえ、ゾーンの見極めが安定していた大谷にとっては、不利に働く厳しい判定となった。 打席に入ればブーイングを浴び、逆にジ軍の選手が打点を挙げれば、敵地サンフランシスコのファンから「Beat LA!(ドジャースをやっつけろ!)」のかけ声も鳴り響いた。ド軍ファンも多かったが、アウェーの雰囲気の中で、大谷の記録とチームの不敗神話がストップ。1点差から9回に追いついたが、最後は救援陣が力尽き、サヨナラ負けを喫した。ロバーツ監督は「粘り強く戦い、(相手の守護神)ドバルから得点して勝つチャンスもあった。我々はいい仕事をしたと思うが、十分ではなかった」と振り返った。