「光る君へ」「ビリオン×スクール」などで大活躍! 倉沢杏菜の魅力とは
先日、大河ドラマ「光る君へ」への初出演が発表された倉沢杏菜が、業界関係者より引く手あまたとなっている。4月期はNHKの夜ドラ、7月期はフジテレビ、この秋は大河ドラマ、さらに舞台が決定するなど、話題作への出演が止まらない。
倉沢は、2021年から22年にかけて開催された、所属事務所の「レプロ30周年主役オーディション」がきっかけで芸能界入りを果たす。今年の4月より放送された夜ドラ、野間口徹主演の「VRおじさんの初恋」(NHK総合)では、もう1人の主役といっても過言ではない、野間口演じるロスジェネ世代のおじさん・直樹の操作するVRアバター・ナオキ役をオーディションでつかみ取った。 見た目は女子高生、中身はおじさんという難しい役どころに倉沢を起用したプロデューサーは、「オーディション会場に入って来る時に、なぜかすっと目が行った。今でも言葉にするのが難しい、不思議な存在感があった。“どれだけ相手を感じて演技をできるか”が重要だったのだが、そこに長けていると感じた」と話す。そして放送が始まるやいなや、視聴者からは「野間口徹が憑依したみたい」「おじさんに見える!」と演技を絶賛する声であふれ、見事にナオキ役を演じきった。
間髪を入れず、7月から放送中の「ビリオン×スクール」(フジテレビ系)でも、作中でメイン回のある生徒・松下リナ役に抜てき。関係者いわく、「相当数オーディションの応募があったようですが、オーディションを受けたメンバーの中でも、倉沢さんの名前はすぐに上がったようです」と、太鼓判を押されての起用となった。 オーディションから見ていたプロデューサーも、「他の人のお芝居も楽しそうに見ているのが印象的だった。感受性と表現力の高さ、また人に好かれる快活さを持っているので、リナという明るく軽妙なキャラクターに合っていると思いました」と、彼女の感受性と表現力の高さについて語っている。 前述の「VRおじさんの初恋」では、内気で友達がいない“さえない役”を演じた一方で、「ビリオン×スクール」では“スクールカースト1軍女子”で明るいギャルという真逆の役を演じ、業界内でも、演技の幅の広さが大きな話題となった。