安保理拡大、足並みそろわず BRICS外相会合
【ニューヨーク共同】主要新興国による「BRICS」の外相会合が26日、ニューヨークの国連本部で開かれた。中国の王毅外相らが国連安全保障理事会の拡大を協議したが足並みがそろわず、共同声明を出せなかった。香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが報じた。 BRICSに加盟するインドやブラジル、南アフリカは安保理入りを目指している。今年から新たにBRICSに加盟したエジプトとエチオピアが「アフリカの代表をどの国が務めるか合意に達していない」として、安保理拡大に言及した共同声明への署名を拒否したという。 議長を務めたブラジルの関係者は、10月下旬までに「合意できるよう努力する」と話した。